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Waiside School

ルイス・サッカー
Louis Sachar

Sideways Stories from Wayside School
Wayside School is Falling Down
Wayside School Gets a Little Stranger
※書影もしくは「通販ページへ」をクリックするとAmazon.co.jpへ飛びます

ルイス・サッカーの「Sideways Stories from Wayside School」
Wayside Schoolシリーズの第一作です。
シリーズは全三巻。
いまのところ邦訳は出ていないようです。
でも英語はあんまり難しくないので、原書でもじゅうぶん楽しめました。

…といっても、知らない単語もけっこうありましたが…。
最初、Storyを、いわゆるストーリー、物語という意味としか思わなくて、「???」だったんですけど、「階」とか「層」という意味があるんですね…。

本当は横に一列に30の教室が並んだ一階建ての学校になるはずなのに、まちがって縦一列の30階建てにされてしまった学校の、ハチャメチャな物語。
各おはなしの最初に小さな絵があって、それでだいたいの内容がわかります。一話一話は短くて、2〜3ページから4〜5ページ。先生や生徒ひとりひとりの紹介みたいな感じです。
なんとなくダールの児童書みたいな感じなので、好き嫌いは別れるかなあという気はしました。

対象: 9-12歳 SSS: YL 4.5 19,844語 挿絵:あり
「The Wayside School Collection Box Set」
全三巻入り、箱入りセットもでています。

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(2009年11月)
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ルイス・サッカーの「Wayside School is Falling Down」
Wayside Schoolシリーズの二巻です。

一巻もわりと読みやすかったのですけど、二巻も同じくらい読みやすかったです。
一巻よりもページ数はちょっと増えてます。
あいかわらずおバカなノリです。
タイトルは、「ロンドン橋おちた♪」で有名なマザー・グースのもじり。
考えてみると、この物語の言葉遊びや不条理なバカバカしさは、マザー・グースに通じるものがあるかも。

しまったなあと思ったのが、なるべく続けて読めばよかったということ。
登場人物が多すぎて、全員おぼえてないというか、忘れちゃったキャラクターもちらほら。
いえ、忘れちゃってても、正直さしたる支障はないのですが、なんとなくもやもやするというか。
とりあえず、一巻からつづく、無いはずの十九階の存在しないMiss Zarves関連の話がおもしろかったです。

対象: 9-12歳 SSS: YL 4.5 27,651語 挿絵:あり
London Bridge is falling down,
Falling down, falling down.
London Bridge is falling down,
My fair lady.
※ロンドン橋の歌詞はいろんなバージョンがあります。
(2009年11月)
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ルイス・サッカーの「Wayside School Gets a Little Stranger」
Wayside Schoolシリーズの三巻です。

めでたく復校したWayside School。
今回は、産休に入ったMrs. Jewlsの代わりにやってくる教師のおはなしが面白かったです。
鼻の穴が三つあったり、耳が三つあったり、なんとも個性的。
特に、心の声が聞える女教師が、それを利用して、実に巧妙に子供たちを傷つけていくやり方がなんとも上手いというか…。

前回、生徒の名前とか忘れちゃっているのもあって、なんとなくもやもやしたわけですが、まるでそのもやもやを解消してくれようとするかのように、近作はクラスの生徒全員の名前が一覧となって書かれた回が登場してくれました。このリストを参照しながら、また一巻から読み直すといろいろ楽しめそうです。

対象: 9-12歳 SSS: YL 4.5 23,117語 挿絵:あり
クリスマスの回の詩は、クレメント・クラーク・ムーアの有名な詩、「クリスマスのまえのばん」のパロディーかなという気がします。
(2009年12月)
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ルイス・サッカー作品

ルイス・サッカー

■英語多読■

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